今日はDRĒIPSのシンプルパッケージ(簡易包装)についてご説明します。

DRĒIPSでは、シンプルパッケージを心がけています。また、ブランドタグやプライスタグなど、購入後にゴミとなってしまうものは予めお付けしていません。

その理由は、少しでもゴミを減らし、環境汚染や破壊を減らしたいから。

ご存知の方も多いと思いますが、国連貿易開発会議(UNCTAD)が世界第2位の汚染産業であると名指ししたのは、ファッション業界を含む繊維業界でした。

繊維業界は生地の染色工程において多くの水を使い、汚染水を排出したり、服を大量に生産し、廃棄、燃やすことで多大なCO2を発生させていると指摘されています。

もちろん、日本のような先進国の工場の多くは環境に配慮した生産設備を有していることも多く、例えば私が訪問したことのある国内の染色工場では使用した染色排水を浄化。無害化した上で川に戻すと言う工程を踏んでいたり、生産工程で発生する糸くずを再利用し、新たな糸とミックスさせて生地を生産することでゴミを減らすと言った取り組みをしている紡績工場、織元も存在しているのですが、残念ながら世界の全ての工場において、そう言った取り組みがなされているわけではありません。

よって服を愛し、ファッションに携わるものとして、長くご愛用頂けるような服作りを心掛けることはもちろんのこと、可能な限り、環境汚染や破壊を減らすような取り組みを行っていきたいと考えています。

本来はマイクロプラスチックの原因となり得るビニール袋の使用も控えたいのですが、配送中に商品が雨に濡れてしまっては困るので、商品を包むビニール袋と、日本ではリサイクル率が95%を超えていると言うダンボールで簡易梱包し、お届けさせて頂いています。

商品が高価格になればなるほど、化粧箱を配送用の箱に入れた上で発送をしたり、更には箱の中の服もビニールや不織布等で何重にも包むような状況を目の当たりにしてきました。もちろん、それらがブランディングにおいて大切なこともよく理解はしていますが、DRĒIPSの思想と、それを踏まえたシンプルなパッケージにご理解を頂ければ幸いです。

なお、より環境に配慮した仕様に変更をしたり、ギフト用のボックスなどは今後検討していきたいと考えています。

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